波佐見焼について
波佐見焼(はさみやき)とは?
波佐見焼は、長崎県東彼杵郡波佐見町で400年以上にわたり作られている陶磁器です。シンプルで美しいデザインと実用性の高さが特徴で、現在では全国的に人気を集めています。
波佐見焼の歴史について
波佐見焼は、江戸時代初期(17世紀初頭)に始まります。豊臣秀吉の朝鮮出兵後、渡来した陶工たちが磁器の製造を開始し、大村藩の保護のもとで発展しました。
江戸時代には、有田焼とともに肥前地域で広まり、「くらわんか碗」や「コンプラ瓶」などの日常使いの磁器も多く生産されましたが、流通の関係で「有田焼」として扱われていました。
波佐見焼の特徴
波佐見焼は、丈夫で使いやすく、シンプルでモダンなデザインが魅力の磁器です。磁器特有の硬さと耐久性を持ち、電子レンジや食洗機にも対応した商品が多いため、日常使いに適しています。
また、伝統的な藍色の染付に加え、北欧風やミニマルなデザインの器も増えており、どんな食卓にもなじむ洗練されたスタイルが特徴です。さらに、有田焼や伊万里焼と比べて手頃な価格の商品が多く、気軽に取り入れやすい点も人気の理由のひとつです。伝統と現代とデザインが融合した波佐見焼は、使い勝手の良さと美しさを兼ね備えた、日常に寄り添う焼き物として幅広い世代に愛されています。
今回のおまちかねのカフェプレートは、波佐見焼の老舗メーカー1954年創業の「重山陶器」のものを揃えさせていただきました。重山陶器は、機能性とデザイン性を兼ね備えた波佐見焼を提供しています。伝統技術を活かしながら、モダンでシンプルなデザインを採用し、家庭用から業務用まで幅広いラインナップを展開。国内外で高く評価されています。